チャットレディーは理想の仕事です

私が考えるに、チャットレディーは理想の仕事といってもいいのではないでしょうか。チャットレディーとは、男性とパソコンを通してお喋りするだけのシンプルな仕事ですがそこそこ儲かります。いまどきそんなにおいしい仕事がどこかにあるでしょうか。会社員は厳しいノルマを課せられ、過労死寸前まで働かされるのが当然というような社会です。そういう中で、女性にはチャットレディーという金儲けできる方法があるのですから、恵まれていると言っていいのではないでしょうか。
昔のダイヤルQ2とかはけっこうはやっていたものです。おそらくは、このあたりがチャットレディーの原型なのではないかと思われるのですが、電話風俗というのはよく考えたものではないでしょうか。
村上春樹氏の「ねじまき鳥クロニクル」は謎の女から電話がかかってくるシーンから始まっておりますが、このあたりも電話風俗からインスパイアされたものかもしれません。ちなみに、この謎の女の正体は主人公の妻なのですが、妻の声を聴いてそれが分からないというのはおかしいのではないかというような批判が評論家から浴びせられました。しかし、「ねじまき鳥クロニクル」は名作として新しい古典と言っていいくらいの作品ではないかと思われます。もっとも、村上春樹氏はこれ以降そんなに大した作品を書いていないですが。
このように女性と電話をするというのは、男性にとってはけっこうお金を出してでも、してみたいものなのではないかと思います。電話風俗と書きましたが、そういうことを行う女性もいるというだけで、そういうことを抜きに電話をされている女性も多いようですが、そういう人でさえ、高給がもらえるわけです。これは電話から聞こえてくる声というのが隠微なものがあるということからかもしれません。声というのはその人の個性が最も出てくるものですから、そういうところでダイレクトにつながっているというのは、ものすごく男性としては刺激を受けるものなのかもしれません。

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